豊かな自然の恵みが今も続く山陰
山陰は昔ながらの港町が数多く存在し、その中でも浜田港や境港は日本を代表する漁港として有名なのはご存知の方も多いはず。自然のミネラルをたっぷり含み旨みを凝縮した魚貝が四季折々豊富に水揚げされ、それを求めて多くの観光客が足しげく訪れることから、山陰は「食の都」とも呼ばれています。
宍道湖の恵みをつなげる
街の中心にありながら古くから出雲の人々の暮らしを豊かに支え続けた「宍道湖」。朝靄に浮かぶしじみ漁の船は松江の朝の顔として街に溶け込み、夕暮れ時には嫁ヶ島を幻想的に浮かび上がらせるほど湖を真っ赤に染める様は、息を吞むほど美しく、人々の心を虜にする感動的な情緒を漂わせる。
周囲 46キロにわたる宍道湖は、栄養豊富な日本海から流れ込む海水と、雄大な中国山脈で育まれた淡水が混ざりあう全国でも数少ない汽水湖の一つです。100種類以上の魚種が生息するほど自然環境豊かな湖として今も受け継がれて、 その中心的存在であるしじみ・白魚などを「宍道湖七珍」と言い、郷土を代表 する味覚として親しまれています。
住む人の心を癒やし、訪れる人の心を魅了する。街並みは変わろうとも、変えてはならないものがここにある。
自然の恵みが栄養に結びつく
自然の恵みで育ったしじみはビタミン、ミネラル、アミノ酸を豊富に含み、体のバランスを整えてくれるとても貴重な食材です。この中でも特にしじみに多く含まれるオルニチンが肝臓に良い、肌の代謝が高まる、疲れが残りにくいなど様々な効果が発揮できます。 しじみの旬は年に2回ほどあります。春先にしじみが浮いてきてから産卵前の夏までの間の「土用しじみ」と冬にしじみが土壌奥深くまで潜って栄養を蓄えている「寒しじみ」です。
夏は体調をくずしやすいということから、胃にとても優しいこの時期のしじみは「土用しじみは腹薬」といい伝えられております。産卵前の栄養価の高いしじみは夏バテ防止の効果もあります。冬はインフルエンザが流行ったり風邪を引きやすい時期でもあります。「寒しじみは風邪薬」といい伝えられており、その豊富な栄養素が風邪、疲労回復に効果があるようです。
暑い季節、寒い季節とそれぞれに旬があるしじみは年間を通して食卓に並べて食べていただきたい自然の恵みが生んだ栄養価の高い食材なのです。
しじみ汁の旨さを実感してください
豊かな宍道湖で育った漁獲高全国1位を誇る「宍道湖産大和しじみ」 自然の旨みを”ギュッ”と凝縮されたしじみは、沸騰したお湯の中で口を開いた瞬間、白濁した濃厚なエキスが鍋いっぱいに広がり、お味噌を入れた瞬間しじみ独特のやさしい匂いを漂わせ、口に入れるとしじみ本来の「濃さ」と「まろやかさ」を体感し、これがしじみ汁!!と、食べた人は驚きと感動を得ることが出来るでしょう。
しじみ漁師が絶対の自信を持ってお勧めする「宍道湖産しじみ」 他では味わうことの出来ない、本物の美味しさを召し上がってみてください。