ご挨拶
街の中心に存在し、古くから市民の食を支えてきた宍道湖。この湖でとれる七珍は松江を代表とする名物郷土料理となりました、その中でも、しじみは全国1位の漁獲量を誇り、宍道湖ブランドとして全国で販売されています。
平成15年、祖父から引き継ぎ、しじみ漁師となりました。
子供の頃から「お前はしじみ漁師になれ!」なんて祖父から言われるたびに「やだ!」と返していましたが(笑)、年齢を重ね、様々な人たちとの出会いを経て、
松江の特産品である宍道湖で仕事ができる素晴らしさに未来を感じ、30歳で漁師となり、その道での起業を見据えるようになりました。
漁師になり数年が経った時、地元業者による産地偽装が発覚し摘発されるという事件が起きました。それをきっかけに、関東・関西の市場では、宍道湖ブランドに不信感を持たれ、B級品・C級品という扱いをされ始めたという悲しい話を業者からよく耳にするようになりました。
漁師は自分の採ったしじみに自信を持っています。私もそうです。
この事件をきっかけに、
「本物を求めるお客様が安心してお買い求めいただける業者」を作るため、漁師仲間2名で平成20年に会社設立に至りました。
流通のイロハも分からないスタートではありましたが、多くの漁師仲間に支えられ、取引先に恵まれ、今日までも事業の継続ができていることに日々感謝しております。
生活スタイルが多様化した現代、日本の食卓にも大きな変化が生じています。
冷凍食品の自動販売機は街中に増え、コンビニ・スーパーでのお惣菜コナーは充実し、ミールキッドや冷凍食品の進化などで、食卓環境における意識に、多様化がどんどん進んでいます。
しじみも例外でなく、その環境に大きく影響されています。
1世帯あたりの年間購入量は2002年をピークに2020年データでは約半減しました。今後の需要を予測するデータでも2010年と比較しても4分の1にまで消費が減少すると予想されています。(総務省家計調査より)
これは、購入世代がシニア層中心で40代以下の世代にはほぼ選ばれていないのが要因でると言われています。世代を超えて食してもらうためにも、多様性のある食材としての価値を見出し、消費機会を増やす努力をしていかなければいけません。
「豊かな宍道湖を次の世代に繋げる」
これが私の勝手な使命と思っています。
豊かな宍道湖とは、豊かな資源と求められる需要があってこそだと考えます。
しじみが、日本の食文化として次の世代に繋がっていくよう
漁師だからできること・漁師だからやらなければいけないこと
これからも、考え行動し続けます
代表取締役 引野 篤
会社概要
名 称 | 株式会社しじみ屋 |
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経営理念 | しじみ屋は、「地域の特産品の発展」を経営の基本とし、食を通して関わった人々の幸福と生活の向上に寄与する。 一. 宍道湖の安心・安全で良質なしじみを提供し続けます。 一. しじみを通して関わった人々と共に幸せになります。 一. 宍道湖を通して地域社会に貢献します。 一. 月曜日が待ち遠しい会社作りを目指します。 |
代表者 | 代表取締役 引野 篤 |
設 立 | 平成20年7月28日 |
所在地 | 〒690-0855
島根県松江市浜佐田町1097-17
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電話番号 | 0852-61-4238 |
FAX番号 | 0852-61-4239 |
公式サイトURL | https://shijimiya.com/ |
Eメール | info@shijimiya.com |